節約でお金持ちになれるのか 「節約家」の落とし穴
2016/09/11
テレビ番組でもネット上のニュースサイトでも、節約ネタはしばしば話題になります。
それも食費や光熱費など、その多くは簡単に実行できそうなものです。
そのような話題の背景には、ちょっとした節約で億万長者になれるという夢が存在します。
しかしながら、もしその程度でお金を作れるのであれば、誰もがお金持ちになっているはずです。
実際のところ多少節約したところで得られる金額は少なく、ちょっと贅沢をしただけですぐに消えてしまいます。
「節約によってお金持ちになれる」
この言葉がまちがっているわけではありません。むしろ、まとまったお金をつくるという点で重要な考え方です。
問題なのは、多くのひとが節約に対する考え方に誤解をもっていること。
節約してお金をためるまでは正しいのですが、そこから億万長者になるには方法を変える必要があります。
Contents
光熱費を削っても億万長者にはなれない
テレビやネットでよく見るタイプの節約話は光熱費や通信料、食費など、簡単に減らせそうなものが取り上げられます。
しかしそれを実践してもお金持ちになれるわけではなく、ほんのわずかの金額しか浮きません。
節約でお金持ちになれるというのは、投資をすればという条件がついた場合の話です。
浮いたお金をそのままにしていてはお金持ちになれませんが、収入源を作るために投資すればお金を増やすことができます。
最近では少ない額のお金ではじめられる副業もでてきており、まさに節約が効果を発揮する場です。
節約系の話に興味があるひとの多くはお金に興味をもっています。
お金に興味がなければ節約なんてしないはずです。
あくまでも億万長者になりたい、お金持ちになりたいという思いがあるからこそ節約にはげむのであって、そこにはお金を稼ごうとする意志が存在します。
もし節約をするのであれば、浮いたお金の使い道を考えるといいでしょう。
理想的なのは、浮いたお金で収入源を作ること。いわゆるブログとかネットショップとか。
収入源を作ることで使えるお金が増えるのは事実ですし、また得られるお金が増えれば節約する必要もなくなります。
まとまった額のお金を作るのには効果的
収入源を作るためには、最初にある程度まとまった額のお金を用意する必要があります。
本を買ったりサーバやサービスを使う、商品を仕入れるといったことにはお金が必要です。
そのためのお金を貯めるのに節約するのが基本です。
ビジネスのなかには理論上は無料でできるものもありますが、本を買うなどの投資をした方が効率が格段にいいです。
節約で用意できるぐらいのお金でもいいので、とにかく初期投資として本を買ったりすべきです。
もしそこでお金をケチってしまうと、ケチった額以上の時間が消えてしまいます。
普段の生活で節約することは重要ですが、初期投資するにあたっては節約すべきではないのです。
節約で億万長者になる流れとしては
- 節約でお金を貯める
- 貯まったお金で収入源を作る
- 収入源から得られる額を増やすor新しく収入源を作る
このような流れにそっていくことで、「節約で億万長者になれる」のです。
どうすればお金が貯まるのか
節約によって投資用のお金を作るにはいくつかコツが存在します。
具体的には
- 月初めに貯金してしまう
- 大きい出費から削っていく
- 余計なところでストレスをためない
といった感じです。以下、各項目について説明していきます。
月初めにある程度貯金してしまう
月初めにある程度貯金するというのは、節約テクニックのなかでも効果のあるやり方です。
実際にやってみると案外できるもので、お金を借りなくても1ヶ月過ごせてしまいます。
収入の20パーセントを貯金するなら、それを毎月実行していく。
ただそれをひたすらに繰り返すだけの話です。
実行も非常に簡単で、そこまで苦痛がともなわない。そのうえ効果もあるので、まず最初にこれを実行してみるというのがおすすめです。
貯金にあたってはそれ用の銀行口座を作ると便利です。
ネット銀行の口座をもっておけば、実際に収入源を作るにあたって新たに口座を作る必要もなくなります。
またログが残るので、PCで簡単に使用状況を確認できるというメリットもあります。
副業にかけたお金まで容易に確認できるので、口座を作っておいて損はしません。
大きいところから削っていく
節約にあたっては「大きいところから削っていく」というのが原則です。
家・車・保険の3つは節約で削るべきポイントとして有名で、削るならそこから削る的なところです。
テレビ等のメジャー向け番組で語られるのは光熱費や食費といったものですが、それよりも家や車、保険を見なおしたほうがいいパターンは多いです。
ローンでむだに高い買い物をすればそれだけお金がかかりますが、いちいち35年ローンを使ってまでの買い物というのは見栄やプライドしかもたらしません。
また買い物をしないというのもやり方のひとつであり、車を持たないというのは代表的な節約手法です。
それらを節約することにより、サーバ代ぐらいのお金はあっという間に確保できてしまいます。
ほかにも飲み会の回数が多ければ減らす、嗜好品にお金をかけすぎないなど、大きいところからの節約だけでもさまざまなやり方があります。
家計簿をつけているのであれば、どこにどれぐらいかかっているのかを確認するといいです。
消費に消えるお金をゼロにするのは困難ですから、過剰な部分から削っていく。余計な人付き合いのための飲み会なんかは削るポイントだったりします。
余計なところでストレスをためない
節約にあたってはストレスをためないというのも意識するといいでしょう。
節約するといっても全力で節約する必要はなくて、ポイントをおさえた節約で十分です。
大きいところから削る、月初めに貯金してしまうというのはポイントをおさえたやり方で、ストレスがかかりにくいです。
一方で普段の食費をケチったりするのはいいやり方とはいえません。食費をケチるとストレスのもとです。
ほかにもエアコンで節約し、不快感からストレスを抱えてしまうのでは本末転倒。そこでたまったストレスが過度の消費につながる可能性は大きいです。
ストレスがたまってしまうと、そのしわ寄せをどこかで解消する必要が出てきます。
わたしは以前、食費や光熱費を削ってもたいした節約にならないということを経験しました。
当時のわたしは食費や光熱費を削れば万事解決というお花畑な頭をしており、「食費を削ってはむだな買い物をしてしまう」的な人間でした。エアコンも我慢し、そのストレスといったら半端ありません。
過度な節約によってストレスがたまってしまい、「たまには自分へのご褒美もだいじだよね！」みたいな感じで外食しまくったり服を買いまくったり。そのような生活ではお金がたまるはずがなく、マッチポンプのように搾取されていました。
下手な節約生活をしてもお金がたまらず、たまるのはストレスばかり。
いくらやっても意味がないと感じたわたしは、ポイントを押さえない節約に意味がないことにようやく気付きました。
やはり節約はポイントを押さえるのが重要で、一定以上は副業をするのが得策。
ネットビジネスなんかは副業の代表例で、スキルアップというおまけ付き。今では成長できる副業を見つけられるレベルです。
テレビやメジャーなウェブサイトで語られる節約術には、ある意味でマッチポンプが含まれているということもできます。
食費や光熱費を削るというのを鵜呑みにしてしまい、ストレスがたまる。
たまったストレスのせいで消費しようとしてしまい、食事や嗜好品に過剰な額を投じてしまう。
こんな感じで、節約もポイントを押さえてやる必要があります。
まとめ
節約で浮いたお金で投資し、収入源をつくる。
こうすることで億万長者への道が開けるのです。
アフィリエイトなどの副業をやっていくうちに、あらたな節約方法に気づくこともあるでしょう。
副業をすることで得られるのは何もお金だけではなく、文章術だとか儲けのカラクリ、マネーリテラシーなど、想像以上に多いです。
マネーリテラシーが身につけばむだな消費をしなくなりますし、下手にお金を取られることもなくなります。
本当の節約というのはある意味でリテラシーに存在するといっても過言ではなく、お金の取り扱いに慣れることが重要だったりするものです。