染谷昌利さんの「ブログ飯」から。染谷さん起業家!
2016/09/17
染谷昌利さんのブログ飯を読みました。
率直な感想としては特別コラムが面白いです。
「あの……『企てる人』って、何を企てているのですか?」
するとメガネCは狼狽し、バツが悪そうに頭を掻きながらこう答えたのです。
「そ、そ、それは……今から考えますっ(汗)」
染谷さん本人がどういう人なのか、すごくわかりやすい(笑)
彼自身は有名ですが、巻末の特別コラムを読むといかにも成功者って感じです。
すなわち、頭が上がらないぐらいハイレベルな環境にいるんだなと。
妻からはそうとうな指導を受けたようで、ブログで食っていくにあたってはめちゃくちゃ言われたんだとか。
一般人からは成功者=誰からの助けもなくやっているというイメージでしょうけど、実際は正反対です。
周囲のすごい人たちに助けられまくってます。
自分よりもハイレベルな人たちの力を借りれるかというのは非常に大事で、起業家としては欠かせない能力であります。
あのホリエモンも、レベルの高いプログラマの中に身をおいて動いていたんです。
成功するほどまわりがハイレベルになっていく。
このような理由から、成功者になればなるほど頭が上がらなくなっていくんです。
あなたの今の環境を見てください。
頭を上げてばかりならば、あなたは成功しません。
なんたって、自分より低レベルな人しかまわりにいないんですから。
頭を下げて、格上の連中の中に飛び込まないと成長はないんです。
染谷さんには成長しようとする意思があったので、それが妻に買われたんでしょう。
向上心や誠実さでは誰にも負けない。
この点が格上との付き合いで重要となります。
純粋に専門スキルでぶつかったら負けるような相手ですから、それを補うくらいの熱意や誠実さがなければいけません。
有名なミュージシャンを見てもそうで、誰かに師事することで成功した人が大半です。
自分一人の力では成功というのはありえないのです。
あなたは自分の仕事にどれぐらいの熱意を持っていますか?
起きている時間を全て捧げられますか?
これにYESと答えられなければダメでしょう。
染谷さんにとってはそれがブログだったわけです。
ブログに全てを捧げられたからこそブログで食べていけるんです。
のほほんとブログをやっている連中とは違います。
12月から1月の時点では、50記事以上のブログは5個程度、10記事以下の小さなサイト群は50~60個できてはいるものの、貯金はどんどん減っていくという状況でした。
試行錯誤というのはビジネスの基本で、それはブロガーでも変わりません。
何回も粘り強く実験するからこそいい結果が得られるわけで、一般人が思うのとはわけが違います。
普通の人なら1回でやめるところを成功者は何回も追求しているんです。
染谷さんもデザインや題材その他で色々と四苦八苦したそう。
問題解決のためにした勉強量も半端ないです。
イケハヤさんの「武器としての書く技術」と同様、ブロガーのバイブルになっているこの本ですが、個人的にはノウハウ本というよりかは体験記のように感じます。
ブログで生活しようと挑戦するその姿はまさにアントレプレナー。
いかにもといった感じです。
試行錯誤というのはブロガーに限らず、未知の分野を進んでいく時はどの分野であれ大切です。
私自身はレールから外れた生き方を覚えなければ生きることすらかなわないので、このような本は非常に助かります。
生きるヒントが書かれている一冊でした。