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無為自然とは現状維持することではない

      2016/09/11


「無為自然」という言葉を知っている人は多いでしょう。
しかし本当の意味を知っているのは果たしてどれくらいでしょうか。

結論から言うと、この言葉の意味は

現状維持ではなく自分らしく変化していくこと

です。

人間という生き物は言葉を都合いいように解釈してしまいます。
「あるがままに」という言葉についても、世の中の大半の人は現状維持だと考えるでしょう。
ですが真の意味は「本質は変えられない」というもので、絶えず変化していくべきだと言っているのです。

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諺というものはその大半に裏の意味があります。
言葉通りの意味とは正反対な場合も多いので、額面通りにとらえると痛い目にあいます。
それにもかかわらず人は諺を曲解し、正確な意味を覚えようとはしません。

例えば「能ある鷹は爪を隠す」という諺がありますが、この言葉の真の意味(というか狙い)はチャレンジャーを生み出さないことです。
この言葉を信じてチャレンジを拒む者が増えれば、既得権力者はトップに居続けることができる。
つまり、秩序を保つためにその諺は存在するのです。
大半の人間はその言葉を盲信し、また賢い人ほどその方向に誘導しやすいので、権力者にとってこれほどいいことはありません。

「情けは人のためならず」という諺は、誰かを助けると巡り巡って助けられるということを言っています。
「甘やかしてはいけない」ということではありません。
誰か困っている人を見つけたら助けてあげるのがスジでしょう。
特に身近な人については結構当てはまることで、お互い様みたいな関係になっていることと思います。
恩を売るというと聞こえが悪いですが、ピンチを救うことでいい印象を持たれたりするので情けは積極的にかけるべきです。

意味を間違ってとらえる人が多いということは、それだけ「間違った」世界を望む人が多いということ。出来たときから伝言ゲームのように伝えられるので、どこかで曲解されたとしても不思議ではありません。

人間は楽をしたがる生き物なので、どうしても間違った方向にとらえられるのは避けようがないでしょう。言葉の真の意味を理解できる少数の人だけが大きな利益を得られるのもごく自然なことなのです。

諺というものは使う人のリテラシーがモロに出ます。
便利なものである反面、その本質を理解していないと肝心なところで間違うでしょう。
大事なのはその諺によって誰が得をするのかということ。
それを考えるだけでも本当の意味がわかってきます。

人間が物事を都合いいように解釈するのは何も諺だけに限ったことではありません。
お金持ちや上流階級に対する庶民のイメージに関しても同じことがいえます。

実際のところ性格のいい上流階級なんてものは存在せず、心は虎のような人ばかり。
お金持ちに関してもそうで、上品なお金持ちなどいるはずがありません。

上品なお金持ちとは庶民の幻想に過ぎず、実際はそれとは正反対のことがほとんどです。
そしてそれに気付けた人のみが利益を手にすることができる。
成功したければまず疑うことから始めなければならないのです。

参考:君子実は臆病

 

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