「オタク」になってはいけない理由
日本にはオタクという人種がいます。海外ではgeekと言うそうな。
どのような生き方をするかは個々人の自由でしょう。
しかし、オタクの中にも仕事に向かない人というのは存在します。
「オタク」というのは感情で判断する以上、仕事に向かないのです。
いくらアニメが好きだからといって、「オタク」になってしまってはいけない。好きなのはわかるが、感情的な判断は時にすべてを台無しにする。オタクなのはかまわないが、「オタク」はダメなのだ。
— 村紗カイ@相互 (@murasa_kai) 2016, 1月 20
仕事における目的はお金を稼ぐことであって、遊びの場ではありません。
また利益を最大化することが前提であるため、感情にまかせた判断は厳禁。
合理的な判断が求められます。
オタクというのは趣味を極めるのが得意ですが、感情でものごとを決めてしまう人がいるのも確か。
仕事の場では常に合理的に判断をしなければならず、感情的な行動は時にすべてを台無しにします。
Contents
仕事はお客さま第一で!
ビジネスするうえでは、お客様をよろこばせることが大前提。
ユーザーが満足するような商品・サービスを提供することが求められます。
「オタク」なひとは自分の職人魂で作品を作ります。
そのため、時として理解されないものを作ることも。
商売する以上は顧客に理解されなければならず、ニーズに合わない商品というのは売れないのです。
利益を求めるうえでは、職人魂はジャマでしかありません。
あくまでも顧客第一であり、自分の感情というのは二の次です。職人魂にまかせてしまっては赤字をまねきます。
感情ですべてを決めるのか、合理的な判断ができるのか。両者の違いは大きい。
— 村紗カイ@相互 (@murasa_kai) 2016, 1月 20
感情で経営をしていては、すべてを失うことにもつながりかねません。
人間を突き動かすのは感情ですが、会社を壊すのもまた感情。
感情というのは両刃の剣なんです。
クリエイターは要注意!
もっといえば、クリエイターにはお金の知識がないひとだらけ。
はてなブログのコメント欄を見ればすぐにわかりますし、noteの有料無料論争に関してもそう。
お金の知識がないというのは、経営するうえで致命的です。
音楽にしろ文章にしろ絵にしろ、大多数のクリエイターはファイナンシャルリテラシーがありません。
みんな、お金を卑しいと本気で思っています。
芸術の世界ではお金というものがしばしば否定されますが、これは庶民のウケを狙ったもの。
庶民からすればお金持ちになるのは難しいので、いっそのこと否定してしまった方がラク。
まさにすっぱいブドウです。
クリエイターのなかには、お金=悪な風潮を信じて疑わないひとが多数存在します。
自身がそのような考えのもとで動くので、お金についての知識は身につくはずもない。
お金をコントロールできない人間が経営なんてしたら、会社がソッコーで潰れるでしょう。
このため、クリエイターもビジネスのうえでは要注意なのです。
経営者というのは自分を消さなければならないときもあります。
お客さまによろこんでもらうためには、私的な考えなどまったくもって不要。
職人魂なんてものはいりません。
商売に必要なのは理性と根性。
合理的にPDCAサイクルをまわしつつ、根性で営業していけばよいのです。
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