よくわからないものには名前を付けよう! 名前をつける2つのメリット
みなさんの身の回りには、言葉にしたくてもできないものがたくさんあるでしょう。
もしくは、いくつかのものの組み合わせに名前が付いていないとか。
もしその中で使えるものがあれば、ぜひとも名前をつけましょう。
名前を付けることで忘れるのを防止でき、かつ他にもメリットがありますので。
名前を付けるメリットその1:他のひとに覚えてもらえる
言葉にしがたいものに名前を付けることにはメリットがあります。
それは存在をはっきりとさせられることです。
あなたがもし形容しがたいような、しかし画期的なものに出会ったのであれば、すぐに名前を付けましょう。
わけのわからないものに名前を付けることで、他の人や将来の自分が思い出しやすくなります。
これはマニュアルをつくるうえでは必須の技術。
どんな分野であれ、職人技というのは存在します。
そのようなものはマニュアル化されてないことが多く、また名前が付いていないということもよくあることです。
マニュアル化されなければ、その職人技は忘れ去られてしまうでしょう。
せっかく苦労して見つけた技術も忘れられれば水の泡。
いい技術は言語化・マニュアル化してなんぼのもので、古代文明になってしまっては元も子もありません。
わけのわからないものに立ち会ったらまず言語化し、定義や特徴をはっきりさせていく。
物ややり方の組み合わせであれば手順を明確にし、データとして残しておく。
これによりあなたの功績が後世に受け継がれていくのです。
名前を付けるメリットその2:知名度があがる
言語化によって名前をつけることにはもうひとつ利点があります。
それは知名度があがるということ。
名前をつけることで名付け親であるあなたの知名度は上昇し、みんなに知ってもらえるようになります。
こっちは組み合わせに対して名前を付けるときに効果が大きいです。
自分のやっている分野でいい感じのメソッドを確立し、名前を付ける。これによりあなたは「○○法の人」ということで定着化するでしょう。
知名度が重要になってきている今、その重要性はかなりあります。
わたしはブログ記事の効率的な作成方法を確立させるため、一連の流れに分業法(DLM法)という名前を付けました。ちょっと考えれば誰でも思いつくアイデアで、実際やっているひともいたですが、肝心の名前がついていなかったのです。
せっかくの技術も知られなければ意味がありませんので、マニュアル化するために言語化。
これにより問題意識が明確になり、作業効率があがったのは言うまでもありません。
またこれによりアイデンティティが生まれたのも事実。おかげで自身がつきました。
思えば、大学の部活のころから言語化は重要だと感じていました。
柔道においても名称が存在しないというものは多数あり、派生的なものには名前がありません。
それまでは後継者を見つけて受け継ぐしかなく非常に不便でした。
そこで多少ネーミングセンスは悪くとも、便利な技術は名前をつけて言語化。
それによって今では効率的な指導が実現できています。
名前を付けるとすごく便利になるのに、大半のひとはやろうとしないのが現実。
それではせっかく編み出した方法も受け継がれることはないでしょう。
名前を付けることにより教える効率は上がりますし、あなたの知名度も上昇する。これをやらない手はありません。