人間関係とコミュニケーションの教科書

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子供に習いごとはお金の教養がいちばん

      2016/09/11


子供になにか習いごとをさせたいと考えている親は多いでしょう。
そこで大半のひとは英語だのピアノだのといったことしか思いつきません。
それらよりももっと大事で、潰しがきくことがあります。
それはお金について教えることです。

お金の意味、物の売り方というものはどの分野に行っても使う知識です。
それらは教えて得というよりも、必修レベルのもの。
しかしながら、実際には大半のひとがそれを知りません。
仕事をするうえでは欠かせないものでしょう。それにもかかわらず9割のひとは学ぼうとすらしないのです。

物の売り方がわかってしまえば将来食いっぱぐれることはありませんし、お金の意味について知っておけば人間関係が円満になります。
お金のことというのは英語やピアノに優先し、一番いい教養なんです。
英語にしろ楽器にしろお金の知識があってはじめて役に立つもの。
なのにそれを教えないという親が多すぎです。

 

オトナがお金のことを教えるのは無理だという事実

現実には、上記のような理想論は成り立ちません。
なぜなら、わたしたちは「お金=悪」と刷り込まれて育つのですから。
親がそう刷り込まれて育つので、子供に正しい知識を教えられるということもない。
そういうわけで、親が子供にお金のことを正しく教えるというのは相当まれなことなんです。

もっといえば、英語やピアノといった権力にあやつられてしまい、そこにしか目がいかなくなる。
世の中にはびこる英語幻想だの上品志向だのでオトナたちは踊らされています。
いくら英語や楽器ができたところで、土台の部分がなってなければどうにもならないでしょう。
お金の知識という土台がないことには何も始まりません。

リテラシーのない人間がリテラシーのない人間を教える。
悲しいことに、子育ての大半がこれです。
お金が邪悪だと教えられて育った人間が、お金を邪悪だと自分の子供に教える。
これが現実なんです。

 

親が独立して稼いでいることのメリット

ただし、親が独立して稼いでいる場合にはこの限りではありません。
自分で稼いでいる以上はお金のことについてわかっているでしょうし、子供に対しても的確なアドバイスができるはずです。

サラリーマン家庭とのちがいはここで、親がお金について正しい知識を与えられるというところにあります。
学校では親が大企業に勤めていない、収入が安定しないなどの面から子供は肩身が狭いですが、マネーリテラシーの面では逆に有利です。

子供からすればマジョリティに属さないということで居心地は悪いですが、将来のことを考えればそういうのには慣れておくべきです。
独立して稼ぐことを小さいころから目にしていれば、子供もそういうのを覚えるでしょう。
それによって将来独立する可能性があるのは言うまでもありません。

もしそうなった場合には周囲との孤立は付き物ですし、自分で稼ぐにあたってはそういうのに耐える必要があります。

サラリーマンが多数派となっている状況において、フリーランスやオーナー社長の立場は必ずしも強いものではありません。
それどころか周囲に馴染めないというのも十分に考えられます。
そのため自分で稼ぐことのメリット・デメリットについては十分に教育しておくべきでしょう。
お金のみならず時間の使い方まで周囲とちがってくるので、はじめからそういうものだと割り切れるようにしておいたほうがいいです。

最近ではアルバイトでない副業が、年齢問わず増えてきています。
アドセンスによる広告収入、アフィリエイトによる収入、物販による収入など、種類は無限に存在します。
それらに共通していえるのは、アルバイト以外の副業に手を出した時点で時間やお金に対する考え方が大衆とはちがってくるということ。人間関係がうまくいかなくなってもおかしくはありませんし、新しい人間関係ができたりすることもあります。

自分で稼ぐことを覚えれば、本業だろうが副業だろうが関係なく精神的なものが変わるでしょう。
名目上は独立していなくても、心は実業家ということになります。
それゆえに考え方が変化し、ひととの付き合い方やお金の使い方が変化してくる。
それにより今までの仲間と合わなくなるというのは否定できません。

 

もしこれを読んでいるひとのなかで子育てをしているひとがいらっしゃったら、お金のことを教えてください。
それも、お金というものの本質について。

感謝や責任、信用といったものを表すお金という存在が、汚らわしいことなどあるとでもいうのでしょうか。

そんなのちょっと考えればわかりますよね。子供には正しい教育をしてあげてください。

子供が自分で稼ぐことを覚えたのなら、親としては独立まで視野に入れるべきでしょう。
よっぽど情報統制しない限りは独立が目に入ってしまいますし、そもそも自分で収入源を作れる時点で自分であれこれ調べられるようになっています。
そのレベルまで成長したのならば、保護するという考え方は必要ありません。
子供が自分で稼いでいるということに対して、理解しておくだけで十分です。

 

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