参入障壁が低いビジネスに対する考察
2016/09/11
クラウドワークス関連でもう一本。
誰でも参入できる、お小遣い稼ぎができると話題のクラウドワークスですが、参入障壁を考えれば収益の構造も見えてしまいます。
参入障壁が低い分野というのは、有能なひとが利益の大半を持っていってしまい、その他大多数が損するもの。
できるひととできないひとの差が激しい。
これがバリアが低い分野の特徴です。
いくらお小遣い稼ぎができるとはいえ、多少の苦労は付き物。
ラクして稼げると思って大勢のひとが参入し、その大部分が泣き寝入りするでしょう。
生計立てられるほど稼いでいるのは一日じゅうディスプレイに貼り付いているひとたち。
結局はリソースをつぎ込めるひとが勝ちます。
そしてこの構図、最近はやりのnoteと一緒ですね。
こちらも障壁が低く、誰でも参入できるのが特徴。
影響力あるひとが儲かるのも変わりません。
実力に自信があるひとにはおすすめ
参入障壁が低い分野というのは参入者こそ多いものの、その大半が低リテラシー層です。
一見して競合が多いように見えますが、実力あるひとからすれば敵は少ない。
そのため腕に覚えがあるのなら参入障壁が低いところに行くのも手でしょう。どんどん追い抜いていけます。
バリアが低いところに参入するのは大半が無能ですから、数にまどわされる必要はありません。
少々活躍するひとは出てくるでしょうけど、ずっとやり続けるようなひとは少ない。
年単位でいどめばかなり敵が減りますし、ノウハウも身についてくる。
言うほどむずかしいわけではないのです。
もしこれをやるとすれば、まだ始まったばかりの分野を攻めると効果的でしょう。
これこそうまい話というやつで、実体を見抜けるひとにとっては穴場になります。
ずっと稼げると考えるのは危険
そして参入障壁が低い分野のお決まり事はもうひとつあります。
それはずっと稼げるというわけではないこと。
メジャー化すれば当然ルールも変わるわけで、以前までの手法が通用しないなんてこともあります。
そこに新規がなだれこんで来るのですからたまったものではない。
情報商材はこれが顕著です。
誰でもできるということから多くのひとが参入してくるので、いかに短時間で多くの収益を上げるかの勝負になります。そのような分野はみんながやるので、おいしい立場もすぐになくなってしまう。
ずっと稼いでいけるというものではありません。
ここらへんをしっかり理解しないとひとつの収益源に依存するということになりかねません。
Google Adsenseで生活するのが危険なように、クラウドワークスやnoteだけで食べていこうとするのも危険。はやいうちに別の収益源を作るべきでしょう。
儲かるかつ参入障壁が低い分野はすごい勢いで稼げなくなりますから、次の戦場を見つけないと生き残れません。
結局のところ、参入障壁が低い分野はあまり期待ができません。
有名人が参入すればすぐに顧客を奪われてしまいますし、裏金が横行してもおかしくはない。
それだけに収益を依存するというのはマズいでしょう。バリアが低いものはそれだけはやく利益を食いつくされるのです。
関連記事