人間関係とコミュニケーションの教科書

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先生の質の見抜き方 学校のなかで、尊敬できる先生はいましたか?

      2016/09/11


みなさんは学校で教育を受ける中で、尊敬できる先生はいましたか?
もしいたとすれば、それは幸せな証。
なぜなら、大半の先生は結果を出すので精一杯だからです。

学校の先生は公務員ということで、出世がすべての世界です。
問題を起こす生徒がいればそれだけでマイナスになりますし、クラスの進学実績が悪ければ左遷されます。

そのような状況ですから、生徒ひとりひとりを気遣ってくれる先生というのはめずらしい。
特に進学校でそのような存在というのは大変貴重です。

 

テストの点だけ気にしてる先生はすぐわかる

生徒の側からすれば、クラスの平均点や進学実績しか見えてない先生はすぐわかります。
そのような先生は淡々と受け答えしますし、どこか掴みどころがない。
純粋で無垢な子供はそういうのに敏感です。

わたしは高校の頃、それをモロに感じたことがあります。
化学の先生だったでしょうか。それはもう淡々とした授業で、点だけを見ているのがまるわかり。
授業を受けている方としては何かつまらなく、空虚な感じがありました。

それに比べ、面白い先生は生徒のやる気を引き出すのがうまいなーと感じます。
たしかにテストの点についてはとやかく言ってきますが、その他の部分では温かみを持って接してくれる。
生徒のことを思ってくれているのがすごい伝わってきます。

 

等距離がいいのかは人それぞれ

しかしながら、先生によって得意な接し方があるのも事実。
等距離でテストの点だけ見て接していた先生は、自分が等距離向きだとわかってやっていた可能性も大きいです。

人間だれしも個性があり、それによって得意不得意があるのも事実。
等距離が得意な先生がいれば、適度に距離を変える方が得意な先生もいます。
これは生徒のモチベーションにも関わってくるでしょう。

等距離で接すれば極端にプラスにはならない代わりに、過度に落ち込むということもない。
逆に、アメとムチの使い分けがうまい先生はストーリー作りが上手ですが、生徒を甘やかしてしまう可能性がないわけでもありません。

生徒ごとにどっちがいいのかは異なります。
わたしからすれば距離を変えて接してくれる先生は魅力的でしたが、人によっては逆なパターンもあるでしょう。

もしかしたら等距離で事務的に接するタイプが合う人もいるかもしれない。ここがまたむずかしいところです。

アメとムチでいくのか、等距離でいくのか。
ここらへんは非常に悩みます。ある人には等距離で接し、別の人には距離感を変えて接する。
人によって接し方を変えられるのが最高でしょう。

万人に平等な接し方というのが、実は一番不平等なのではないかと思う今日このごろです。

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