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はじめての分野は最初の1冊が面倒 暗記は付き物

      2016/09/11


読書について思うことをば。

すでに勉強している分野とちがい、自分がはじめて手をつける分野というのはわかりにくいもの。
これも当たり前のことでしょう。価値観や概念レベルから学ばなければならないのですから。

ゼロからイチが一番大変の法則で、読書というものも最初1冊が一番大変だったりします。

 

 

はじめての分野では、最初の1冊を読むのが一番面倒。
読書で情報収集しようという場合には、そこさえ抑えられればムリなく続けられます。

最初の1冊に概要が書かれたものを選び、苦労しながらも学習していく。
簡単とはいえ、バックグラウンドの理解から入るため膨大なエネルギーを消費します。
はじめの段階で挫折していてはお話にならないでしょう。

どんな分野であれ、最初の1冊は気合で理解する必要があります。

 

頭に入らなくて当たり前

 

背景知識がある場合と比べ、背景知識がない分野というのは理解しにくいもの。
それもそのはず、フレームワークとなる知識がないのですから。
基礎知識の定着度という点で、理解度はぜんぜん違ってきます。

たとえば、自己啓発書はスラスラと読めてしまうのに、小説は苦手。
こういうのは自己啓発や評論といったものの概念が理解できている一方で、小説の概念が理解できていないということ。

背景知識が身についていないからこそむずかしいのです。

今まで手を付けていない分野というのは、自分が初心者という分野。
初心者の段階から要領がいいということはありませんから、誰だって最初は苦労するものです。

 

最初の1冊を乗り越えろ

自分がはじめて手を出す分野については、最初の1冊を気合で理解しましょう。
その1冊を理解してしまえば、目次やスキミングによるフィルターで効率よく勉強できます。

もし何か行き詰まっている分野があれば、まずは何でもいいので本を1冊完璧にしてみるべき。
そういうのって案外基礎が理解できていなかったりするものですから。
土台がしっかりしていないゆえに、負担も大きいのです。

どんな本や分野であれ、そこで言われることの8割はみんなが言うことです。

つまりはその分野の常識。知識レベルの話なので、気合で覚えろということ。
暗記に頼りっぱなしというのはマズいですが、初期の段階では暗記力の意味は大きいです。

暗記でひととおり覚えてしまい、そこから原理を理解するというのが勉強の王道でしょう。
いくら本に書いてあるとはいえ、頭に入っていることのメリットは大きいですから。

「本質を理解しろ」とは言われますが、この言葉を鵜呑みにしてはいけません。
最初のうちは暗記が付き物なのです。

 

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