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ブログ記事に逆張りが増えやすい理由

      2016/09/11


ブログ記事を書くうえでは、まとめ記事や逆張り記事、レビュー記事が多くなりがちです。
まとめやレビューは書きやすさと読まれやすさの面から、書かれるのも当然のことでしょう。
ここでは逆張り記事について考察します。

まず結論から。
逆張り記事が書かれる背景には、ブログというものがオピニオン型のメディアであることがあげられます。

一般論に対して、自分はこう思う。
ブログというものは自分の意見を書く場であるので、一般論と自分の意見がちがう場合にはネタになります。
そのようなものを書くのが個人メディアというものであり、そうであるからこそ逆張り記事を投稿する意味があるのです。

 

意見を発信する場だから自然なこと

わたしたちが意見を発するときというのは、一般論に対して何らかの反論がある場合が多いです。
「みんなはこういってるけど、それっておかしくない?」と思ったとき、わたしたちは反論します。

ブログというのは個々人の意見を発する場であり、反論意見であるほど書きやすいです。
またウェブにおいて読まれやすい記事というのは普通とちがうであり、一般論に賛同するだけの記事というのはあまり読まれません。

これらの理由から、逆張りが増えてしまうというのもごく自然なことでしょう。
PVというものを考えた場合、記事数や読まれやすさはどうしても欠かせません。

最近では草食系と呼ばれる人種が増えてきており、これに対して精神論の重要性が語られるというのが多いです。
教育や仕事を話題に、気合でなんとかすることの大切さを訴えているものが少なくありません。

ネガティヴVSポジティヴ、唯物論VS観念論みたいなものはニュースアプリやはてなブックマークを見ても結構存在します。
つまりはそれだけ読まれやすい&書きやすいテーマということです。

 

平凡な記事は淘汰されてしまう

ウェブの世界ではリアルとちがい、どの程度普通とかけ離れているかが重要になります。
みんなと同じような記事を投稿したところであまり読まれませんし、そもそもの話題性がありません。
普通とのギャップがあるからこそ読まれるのです。

まとめサイト、アンテナサイトを見れば、このことはすぐにわかります。
マスメディアで報じられるような形式ではありませんよね。
掲載されている記事の大半が何らかの話題性をもっており、めずらしいものばかりが並んでいるでしょう。
他とちがうからこそその差が話題性となり、記事として取り上げられるのです。

ブログもそれと似ていて、フツーなことは書かれません。
PVを稼げるor著者が書きやすい記事が書かれるばかりであり、よっぽどのことがない限りは個性的なものが大半を占めます。
マスメディアが報じるような形では書かれず、話題になっているものに関しては意見や考察付きで書かれるものです。

逆張りが注目を集めやすいというのは、キャッチコピーの世界でも同じです。
キャッチコピーの本を開けば、必ずといっていいほど書かれています。
普通とはちがう何かについて書かれているからわたしたちは注目するのであって、平凡なことを書いていても注目しませんよね。
極端なことが目にとまりやすいというのは、コンテンツ全般において普遍的な事実です。

 

まとめ

ブログがビジネスや意見発信の場である以上、逆張り記事が増えるのは自然ななりゆきです。

みんなと同じことを書いたってほとんど意味がありませんから、必然的にみんなとちがうことを書くことになります。
フツーな記事を読んだところで、何のおもしろみもないでしょう。
つまりはそういうことです。

編集の観点からいえば、話題性が強いものはそれほど加工する必要がありません。
それだけ作業の手間が省けるので、労力削減という意味でも話題性あるものは便利です。
普通とちがうものを見つけてくれば、そこまで編集せずに記事に取り上げられます。

一般論とちがうというのは、編集的にもPV的にもオイシイものなのです。

 

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