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SNSとnofollowリンクについての考察

      2016/11/17


SNSにはnofollowのリンクがたくさん見られます。
またMediumなどのブログサービスにもnofollowのリンクは存在。
これらのリンクには被リンク効果はありませんが、かといってムダというわけでもありません。

nofollowのリンクは被リンク効果がないため、あまり重視されません。
たしかにGoogleの検索エンジンは改良されているとはいえ、基本的にはリンク。
SEOにおいてランクの高いサイトからのリンクが重要なのは事実です。
nofollowのリンクはそのような効果がないので、あまりいい目では見られません。

だからといって、nofollowのサイトを運営することがすべてムダというわけでもなく。
サービスごとの特性をきちんと把握すれば、それなりに使えます。

 

被リンク効果はないのだが…

たとえばTwitter。
Twitterのリンクはnofollowとなっており、被リンク効果がありません。
しかしツイッターにはユーザーがいて、拡散されることで閲覧につながります。
検索エンジンも所詮は導線のひとつなので、SNSで集客するというやり方もありなのです。

被リンク効果がないサービスであっても、導線にはなりうる。
このことはメディアを運営するなら覚えておくべきでしょう。
拡散を狙うのはもちろんのこと、フォロワー数を武器にするというのも間違いではありません。

ユーザー数が多いサービスがあるのなら、たとえリンクがnofollowとなっても使う価値はあります。
それ以外にもフォローし放題なものがあれば、積極的に使っていくといいでしょう。
拡散は狙えなくともフォロワー数を使っての流入が可能なら、一考の余地があります。

Mediumやnote、Instagramもリンクがnofollowです(2016/6/1時点)。
メディア間でのフォロワーの共有を考えれば、リンクをしておくことには一定の効果があります。

 

作業量とタイミング

ただ、ユーザー数を考えた場合、タイミングが重要なのは否定できません。
ユーザー数が少ない段階で流入用のコンテンツを作っても、作業量の割に効果はないでしょう。
だからといって規制が厳しくなる段階まで行ってしまっては遅すぎ。
ユーザーが増えはじめていて、今後はもっと増えるだろうなと期待できる状況で手を出すのがいいです。

nofollowを使うのは、フォロワー数や拡散を狙っているから。
そのため肝心の拡散やフォロワー数がおいしくない段階では効果が薄く、発展の可能性が見込めない場合には意味はありません。
狙うべくは規制がゆるい&ユーザーの増加が見込めるという段階であり、そのあたりでしっかりとフォローと営業することが大切です。

また作業量が増える点についても無視できません。
リンクを置く用の記事を書いたりするのにも時間はかかるわけです。
マルチポストはパクリ的な意味であんまりよろしくありません。そのためオリジナルな記事を書いてメインのサイトに集客することになります。

流入用の記事を書いてフォローしていいねやコメントで営業するのも、リンク貼りと似たような面倒くささがあります。
それをやるだけでもどんどん時間が飛んで行き、その分の時間で記事が書けることもめずらしくありません。
だからこそ作業に見合った効果が求められるわけで、タイミングというのはその最重要要素です。

 

nofollowもムダではない

つまるところ、キュレーションメディア、ブログサービスにおけるnofollowはユーザー数やフォロワー数次第では導線として活用できます。
適切なタイミングで参入すればメディア間でいい感じにフォロワーの共有ができるでしょう。
場合によっては、検索流入よりも安定した「リピーターの獲得」につながります。
そう考えればnofollowのリンクだとしても必ずしもまちがいではなくて、メディア次第では流入元となりうるのです。

nofollowという点だけを見てムダだと判断するのは早とちり。
メディアごとの特性をしっかりと理解していれば、意外な使い方が見えてくることもあります。使い方を色々と考えてみて、それでもダメなら選択肢から消す。
話題になるサービスについては使い道を自分なりに考えてみましょう。

ユーザー数を使った考え方は、これから先も重要となります。
Botサービスはその考え方が大いに応用できることでしょう。
今はまだメジャーではありませんが、ユーザー数が爆発してもおかしくはありません。
そのときに備えておくというのもひとつの手です。

 

まとめ

nofollowであってもユーザー数とサイト数次第では効果的です。
成長しそうなサービスがあったら、フォロワー数の獲得を考えてみてもいいでしょう。
被リンク効果がなくても、それ以外の面で武器になる可能性は考えられます。

メディアの運営方法に正解はありません。
実験を受け入れる姿勢や異なる考え方を受け入れる姿勢は大切です。「これしかやり方がない」ということになると柔軟性が損なわれ、成長の可能性がなくなってしまいます。
新しいものや異質なものに対しての柔軟性というのはメディア運営でも欠かせないものです。

 

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