人間関係とコミュニケーションの教科書

はたらくあなたに伝えたい、人間関係の知恵とノウハウ

*

ミニマリストの勉強にイイ感じ! あなたの財布に奇跡が起こるお金の習慣

      2017/09/10


お金持ち本は、ミニマリストという観点から見ても効果は大きいです。
この本もまた節約やミニマリストという視点で、たいへん役に立ちます。

ミニマリストになるにあたっては、お金に関する知識を持っておいて損はしません。
それどころか、ミニマリストや節約生活を実現するためには必須といえるでしょう。
お金についての知識をつけ、地に足の着いた思考ができるようになる。
ミニマリストにとって、お金というのは切り離せない存在なんです。

お金の知識がつけば、ミニマリスト的な思考も容易になります。
必要なものだけ買い、部屋にモノを増やさない。
さらには考え方そのものもミニマリスト的になってきて、人脈や思考回路がより合理的かつコンパクトなものになります。
心身ともにコンパクトな生活が快適であることは言うまでもありません。

 

お金への哲学は重要

 多くの人は、有益な情報に触れるチャンスがないのではなく、お金に関する偏見に振り回され、目の前にある重要な情報の価値に気付いていないのだ。これは実にもったいないことである。

 日本人は基本的に貯蓄好きだといわれる。だがお金持ちになった人で、いわゆる貯蓄好きという人はまずいない。理由は簡単で、ただ貯蓄ばかりしていては、小さなお金を作ることはできても、より大きなお金を作ることができないからである。

まず最初に、お金に対するネガティヴな思い込みは捨てちゃいましょう。
もともとお金というものは価値、信用といったものを表すものであって、断じていやしいものではありません。
そのような思い込みを捨てることができてようやくスタートラインに立てるのであって、お金の話を堂々とできないようではミニマリスト生活も先が思いやられます。

あなたが情報収集をする際、お金に関するものについては、あたかもお金が卑しいものであるかのように語られることが多いでしょう。
そこでその情報を鵜呑みにしてはダメで、そういうものだというメタ的な視点を持てるようになることが重要です。
お金が悪だというメッセージに対して、書き手がそのように書いているという事実に気づければバイアスで埋もれている情報にも気づけるでしょう。
マスコミが配信する情報にもお金に関してやけにネガティヴなものは多く、「こんなので騒ぐの?」みたいなのもたくさんあります。

そして、お金に対するネガティヴな思い込みを捨てられれば、お金の使い方にも変化が生まれるでしょう。
多くのひとはお金というものを漠然ととらえており、独自の哲学というものがありません。
そこにあなたなりの解釈、もっといえばお金に対してフラットな見方ができるようになれば、「何のためにお金を使うのか」ということも考えられるようになるでしょう。
それこそが余計なものを買わないための第一歩であり、部屋に余計なものを増やす事態を避けられます。

また、ミニマリスト生活をはじめることでお金が浮き始めるはずです。
そのお金、あなたならどのように使いますか?ある程度の額が貯まったのであれば、それを自己投資するなど何らかの形で増やす方向に使うといいでしょう。
サイドビジネスをはじめるもより、仕事に必要な知識や技術を身につけるもよし。
とにかく、お金というのは貯めるだけではダメで、どこかで増やす方向に使ったほうがあとあと得をするのです。

 

時間のムダにも注意

 時間を大切にするといっても、そこには2つの意味がある。ひとつは自分自身の時間を大切にするという意味。もうひとつは他人が奪っていく時間を最小限にするという意味である。

 あまり乗り気がしないにもかかわらず何となく参加した飲み会、暇つぶしと称してダラダラ続けたゲームの時間、何となく見続けた深夜のテレビなど、すべてを足し合わせると、自分の給料の半分以上の金額になってしまったのである。

 相手の立場に立って仕事をするというのはこういうことを指している。相手の立場に立つことで、逆に自分の時間を一気に何倍にも増やすことができるのだ。

時間についても節約・ミニマリストを意識する意味はあります。
あなたが使える時間は限られており、

  • 自分で使える時間を増やす
  • 他人に奪われる時間を減らす

というのを意識しないと、時間がどんどんなくなっていきます。

自分で使える時間を増やすというのは、ムダな外出をしない、ムダな移動を避ける、ダラダラ時間を使わないなどといったことにより、それだけ本業に集中できるということです。
「何のために時間を使うのか」を考えることで、自分が自由に使える時間を増やせます。
これはお金についての話と同じことで、「何のために」を意識することでムダな消費をなくせるのです。

また、他人が奪っていく時間というのも見逃せません。
相手の立場に立って作業をする、相手の立場に立って考えるということは、それだけ相手が動きやすくなるということです。
相手が次に何を求めてくるのかを予測できれば、いちいち聞いたり待ったりする必要がなくなるでしょう。
そういうのを積み重ねることで仕事は早く片付きますし、それによって自分が使える時間を増やせます。

これらが2つとも当てはまるのが、みんなで行く飲み会や食事会。
群れて行動するというのはそれだけ時間が奪われますし、あなたがそこに価値を見出さない限りはムダに終わります。群れて行動するような人間は昼食の時間をずらすなどといったことを思いつきませんし、そもそも時間に無頓着。
おまけにお金まで取られ、食べるものにも気をつかわなければならない。飲み会に関しては体力まで消耗してしまう。
つまるところ、みんなでランチやディナー、飲み会に行くというのは、よほどのことがない限りムダになるのです。

 

人脈を管理せよ

 人脈は豊富であるに越したことはないが、ひとりの人間が管理できる人脈には限界がある。100人の人脈をむやみに作るよりも、自分にとって意味のある数人の人脈をしっかりと構築することのほうが、ずっと重要なのである。

 もしあなたがお金持ちへの道を歩み始めたとしたら、親しく付き合う相手は徐々に変化してくるはずだ。それは人生のステージが上がったということであり、ごく自然な現象なのである。

付き合うひとに関しても、定期的に整理するといいでしょう。
いつまでも同じひととばかり付き合っているというのはそれだけあなたが成長していない証拠ですし、また人数が多いほど時間やお金を取られることにもつながります。

人脈を増やしすぎることのいちばんの弊害は、自分にとって必要な人間との時間が減ってしまうこと。
また自分磨きの時間が減ってしまい、自分にとって大切なひととの時間が質の悪いものになってしまいます。

付き合うひとが増えると、それだけイベントに参加することになったりします。
それは自分で使える時間が減るということでもあり、勉強用の時間、ひとりで考える時間が減ってしまうということ。
自分を高めてくれるような人間と付き合う時間も持っていかれてしまうため、人脈も広ければいいというわけではありません。

人脈についてミニマリストになるというのにも「ムダがなくなる」というのは当てはまります。
すなわち、必要なひとだけと付き合うことによって、効率的な時間の使い方ができるということ。
余った時間は読書にまわしたり商品知識をつけたりと、自分のために使う。
それによって自分磨きができ、次にひとと会うときはより成長した状態で顔を合わせることができます。

人脈ミニマリストになり、かつ勉強や自己投資を並行して行う。
これを愚直に実行することで、付き合う相手は徐々に変化してくるはずです。
なぜなら、世の中の大半のひとはそれができないから。
みんな自分に言い訳してしまい、結局やりません。やったひとのみが成長し、付き合う人間が変化していくのです。

 

お金持ちの「整理術」

 お金持ちになるためには、欲しいものではなく、必要なものにお金を使うという消費習慣が大事である。

「欲しいものではなく必要なものを買う」
これが買い物をするうえではカギとなります。

欲しいという気持ち・衝動だけで買い物してしまうと、余計なものまで買ってしまいます。
それによってあなたの部屋にムダなものが増えてしまうのはいうまでもありません。
そこでもし、あなたにとって本当に必要なものだけ買ってみるとどうでしょうか。
買う量がガクンと減り、部屋が占領されませんよね。

部屋にスペースができれば、それだけ快適に過ごすことができます。
勉強の効率が上がるのはもちろんのこと、余計なものがないので広々とした空間で過ごせます。
つまるところ、生活の質の向上につながり、ミニマリスト生活がよりよいものになる。
生活の質が上がればストレス解消に買い物をすることもなくなります。
ミニマリスト的な買い物とQOL(quality of life)は相乗効果があるのです。

お金持ちになろうとして節約したら、お金が浮いた。
そのお金で本を買って読んだら知識がついてしまい、ますますお金について知識がつき、思考もミニマリストになった。
ミニマリストもつきつめるとこんな感じに、お金持ちへの道を歩みはじめます。
マスコミの情報に踊らされないぐらいのミニマリストになったとき、あなたは想像がつかないほど成長しているはずです。

 

まとめ

お金持ち思考とミニマリストは相性がバツグンです。
お金持ち思考については節約や「必要なものだけ」を選ぶ考え方、ミニマリストについては断捨離というものがあります。
両者が本質的に似通っているのはいうまでもないことで、それらが組み合わさることでノウハウが共有される。その結果、「出を減らす・入りを増やす」の2つについてどちらとも高い効果を発揮します。

この本は節約をするという点において、非常に参考になります。
ムダを減らしたいミニマリストの方にとっては役立つでしょう。
お金についてのみならず、人脈、時間、心、住まいなど、生活中のさまざまなものについてのノウハウが盛りだくさん。
書かれていることを実行することで、ミニマリスト生活に磨きがかかります。

p.s.

この記事で紹介している本ですが、hontoの電子書籍で買うと安く購入することができます。

新規で会員登録すると50%OFFのクーポンを利用できるため、非常にお得です。

1.↓のボタンを押す(本のタイトルがコピーされます)

iPhoneの場合はウィンドウが別途出るので、そこから全選択→コピー→右上のxをタップしてください

2.↓のURLからhontoにジャンプ

電子書籍の購入がお得なhontoはこちら

3.本のタイトルがコピーされているので、検索欄に貼り付けて検索

4.購入手続きの際に「新規会員登録」と出るので、必要事項を記入し、電子書籍を購入

以上の手順でお得に読むことができます(^^)

 - ミニマリスト, 書評, 生活, 経済 , , ,