消費税増税で貧乏人が損をする2つの理由
2016/09/11
消費税が10%になることについて反対するひとがいますが、はっきり言ってどうにもならないでしょう。
日本という国自体が競争力をうしなっている以上、財政をおぎなうために税金が上がるのは不可避です。
遅かれはやかれ消費増税はやってくるのですが、損をするのは貧乏人。
制度的にも生活的にもこまるのはお金のない人たちであり、お金持ちにとってはあまり影響しません。
理由1:間接税の性質から
消費税というのは間接税。
つまり、誰に対しても税率が同じです。
貧乏人であれお金持ちであれ、等しく税金がかかります。
買い物に使う額が同じばあい、所得にたいする消費税の割合は収入が多いほど低くなります。
逆にいえば、所得がすくないほど税率が高くなる。
このため低所得者ほど負担が大きくなるのです。
もし損をしたくないというのであれば、収入を増やすほかないでしょう。
まったくお金をつかわずに生きていくなんて無理なのですから。
人間だれでも一定量の消費をします。
欲求をもつ生物として生まれたからには、消費からのがれることはできません。
理由2:消費生活から
んで、こっからが本題。
冒頭部分では貧乏人ということばを使わず、「お金のない人」と書いていますよね。
勘のいい人はもうお気づきでしょう。
そうです、消費しまくる人ほど損をするのです。
メディアはいろんな商品を紹介するのですから、それに合わせていては買い物も多くなるでしょう。
その分消費税も増えてしまい、結果として所得にたいする割合は高くなってしまいます。
わたしの身の回りには、お金に無神経なひとがたくさん。
彼らは借金してまで嗜好品を買います。
買い物の数・額ともにハンパありません。
消費100パーセントな生活で、投資というものがかけらもなし。
みんなが買っているから自分も買うという行為から、売り手のみならず国にまでお金をうばわれているのです。
何にたいしてお金を出しているのか。
その商品はほんとうに必要か。
これらを考えれば、自分が搾取されていることぐらいすぐにわかるはずです。
損したくなければ勉強しろ
どんなに稼いだり節約したりしても、税金というものは発生します。
避けようがない以上、勉強するしか対抗策はありません。
簿記、法律をかじるだけでも結構ちがってくるでしょう。
どこでお金を取られているか、対策はあるかなどといったことが見えてきます。
これらは知識レベルのものです。
お金というものはリテラシーが決めるといっても過言ではありません。
ちょっとした思考力や判断力の差が、結果として収入や支出にひびいてきます。
本を数冊買うだけでウン万円と支出を減らせるのですから、数千円を犠牲にしてまでも勉強する意味はあるでしょう。
収入についても同様。いかに情報を扱えるかといった部分が重要です。