てんかん病や認知症の自動車事故から考える自動運転の重要性 在宅勤務普及との相乗効果
2016/09/11
病人や高齢者の免許所持について、今現在では厳しい見方が多いものの、時間が経てば解消される問題であると思われる。
現行の自動車は免許所持者が手動で運転するというアナログなものであるため、高齢者や病人が免許を持つべきでないという意見が出るのは当然である。
これが将来自動運転化が普及すれば、誰でも車に乗れるようになる。
また、通勤生活で消耗した人が帰宅ラッシュで事故を起こすことも防げるようになる。
本記事では自動車事故と情報化に焦点をあて、自動運転化と在宅ワークの2つをメインに取り扱う。
まず、自動運転化について。
もし自動運転化が普及し、自動運転車のみが走ることを許可されるとなれば、自動車の事故は格段に減るだろう。
運転の自動化は自動車に限ったことではなくて、リニアモーターカーについても自動運転で運転することが案として挙がっている。
事故防止の方法は、運転時のパラメータが一定条件を満たせば危険と判断される仕組みである。
予め危険パターンをデータとして記憶しておき、それによってマズいと判断されればそれ用の処理がなされる。
これと同じように自動車の操縦が全自動となれば、事故パターンと比較することで事故を防げるはずである。
自動運転化についてはGoogleが取り組んでいて、今はまだ手動での運転より事故率が高いが、改善が進めば人間が運転するより事故らないということになるだろう。AI(人工知能)は今かなり注目されているが、自動車で実用できるレベルまで進歩すれば、疲れたり酔ったりした人間が次々と歩行者に突っ込むという事件をなくすことができるだろう。
続いて在宅ワークについて。
ネットの発達により、在宅ワークという働き方が登場しつつある、
仕事を家で行えるようになれば朝や夕方の交通量が減ることになり、事故の原因を減らすことにつながる。
特に、夕方の時間帯の交通量を減らせれば事故の数が減らせるため、原因そのものを減らせられると考えられる。
オフィスを持たず、在宅勤務する人が増えれば帰宅ラッシュ時の車の数を減らせるが、インターネットの普及・発達によってそのようなオフィスレス社会が来つつある。
リモートワークは既に一部の会社で実践されている。医療関係をやっているエムジーファクトリーはリモートワークを組み込んでいる会社の一つである。
この会社、そのような工夫をすることで複業も可能となっていて、それが生活の質の向上につながったり、使えるスキルを増やすといったことにつながったりしている。
今までの常識だった通勤生活という考え方を捨てることで、心身ともに充実した毎日を送ることに成功しているのである。
情報科学という学問は旧来の生活スタイルを壊し、革命を起こしている。
今までの考え方はカイシャで消耗するのが当たり前だったり、障害者は排除されるべきというものであった。
情報技術はそのような考え方から人々を自由にし、快適な社会環境を作ることができる。
古いものがなくなって良い暮らしができるという点には筆者は大賛成である。
これから社会の仕組みや価値観がどう変化するのか、非常に興味深い。