これからの時代はシェアすることが重要
2016/09/11
インターネットで様々なものが共有されるようになった現在、何かを「所有」するという考え方は時代遅れである。
ネットが発達していなかった時代は一人で独占した方が良かったのだが、ネットで様々なものにアクセスしたりデータが電子化した現代では共有した方が良い。
ある物を自腹で買うというのは、物の価値がわかるという点で非常に勉強になる。
しかし、その方法では一人が大金を負担するということになってしまい、金銭的負担が大きい。
特に商品が持っている機能が欲しい場合、わざわざ所有するというのは無駄がある。他人が持っているならなおさらのことだ。
本やアニメ、ドラマなどのコンテンツから計算ソフトまで、あらゆるものが電子化されている今、それらの物を「所有」するメリットは薄い。
また、実験設備についても使う時間をずらせば誰かが使えないということもない。
一人ひとりが自分用で所有するというのはそれなりに負担であり、共有した方が効率的に買い物ができる。
共有という概念を用いた場合、大きい買い物ができるという点が大きい。
一人で出せるお金とみんなで合わせて出せるお金とでは数倍~数十倍の差があり、それだけ買えるものも違ってくる。
例えば楽器を買う場合、一人5万円で考えると、5人いれば25万円まで出すことができる。これだけの差があれば当然ながら音の質が違ってくる。
5万円のギターと25万円のギターとでは質に雲泥の差があり、同じ「ギター」という分類で扱うのが失礼なほどである。完全に別の楽器だ。
家に関しても何人かで共有すればいい。いわゆるシェアハウスである。
最低限の衣食住を考えれば一人で部屋を借りるよりもお金がかからず、みんなで家事をすることもできる。その方が情報交換もできるし、遊ぶのにも便利。
一人で部屋を借りた場合、情報交換は出来ず家事も一人ですることになり、非常に無駄が多い。時間的にも経済的にも効率が悪い。
上記のように、複数人で物を共有するのにはたくさんのメリットがある。
買い物で自腹を切らないため金銭感覚が麻痺しそうに見えるが、実際は動かす金額が大きくなっただけであり、商品がどんなものかを考えて買えば金銭感覚も鈍らない。
経済的負担というのは何をするにしても無視できないので、こういったところから実践していく必要がある。
大抵の物は共有すれば事足りてしまうため、アナログな「所有」という概念はもはや時代遅れと言わざるをえない。