二次会に参加するかどうかにオススメの判断基準
2017/01/23
飲み会において、二次会に参加すべきかどうかの基準というのは重要です。
大半のひとは印象の悪さから「二次会=参加すべき」と考えがちですが、自分なりの判断基準がないとお金と時間がどんどん消えていってしまいます。
結論からいえば
飲み会でどれぐらい相手の話を聞いているか
を判断基準にするといいでしょう。
自分が話す割合より聞く割合が大きければ二次会も情報収集の場となりますが、逆に話してばかりの飲み会だと行く意味はあんまりなかったりします。
Contents
自分が喋りっぱなしなら行かなくていい
馴れ合いや付き合いでの飲み会はムダだとよくいわれますが、それにはちゃんと原因があります。
多くの飲み会が単に時間やお金のムダとなってしまうのは、「飲み会=楽しむもの」という認識で臨んでしまうからです。
世間体を気にして飲み会に参加するひとは多いですが、時間の大切さを知っていれば、そう簡単には飲み会に参加しようとは思わないでしょう。ただ時間とお金が消えていくだけの飲み会に対して、抵抗感を覚えるはずです。
しかしながら、すべての飲み会が悪いわけではありません。
情報収集という観点から見た場合、行くべき飲み会があるのも事実。ノウハウを知っている、考え方がすばらしいひとが来るという場合には行くべきです。
では、行くべきかどうかの判別はどうすればいいでしょうか。
答えはズバリ「自分が聞き手であるか」で、話してばかりの飲み会はそこまで価値はありません。
聞く割合で考える
飲み会においては必然的に話をする側と聞く側に分かれます。
そして話すのは楽しく、喋ってばかりの飲み会は快感でしょう。
しかし時間を大切にするのであれば、自分が聞き手になるような飲み会に絞るべきです。
話してばかりというのが楽しいのは事実ですが、自分が話してばかりだといい情報を得るチャンスが減ってしまいます。
情報収集というのは有益な情報を「得る」ためのものであって、楽しむためのものではありません。
時間を大切にするのであれば飲み会は情報収集の場で、いい話を聞くために参加するということになります。
二次会に参加するかの判断は、自分がどれぐらい話を聞いているかがわかりやすいです。
たとえば一次会を2時間だと仮定して
- 30分聞いて、その他は喋っている
- 2時間ずっと聞いているか、質問するだけ
の2パターンを考えた場合、後者は前者と比べ4倍話を聞いていることになります。
一次会がそんな感じであれば、面子が変わらない限り、二次会も同じようになるでしょう。
話を多く聞くというのはそれだけ有益な情報を得られるチャンスが増えるということでもあり、質問の仕方によってはさらに多くの情報を手に入れられます。
2時間話を聞き続ければ、30分聞いた場合と比べて4倍以上、オイシイ話を聞く可能性が高くなる。
情報収集という観点からすれば、自分が聞き手に回っている時間というのは非常に重要な判断基準となるのです。
話してばかりは時間のムダ
聞き手に回るのとは逆に、話してばかりの飲み会というのはそこまで利益をもたらさなかったりします。
自分が話してばかりというのはそれだけ情報を聞く時間が減るということですし、喋ってばかりになるときというのは質問されてばかりです。
言いかえれば、自分は情報を提供するだけで、相手からは何も情報を得られない。
あなたが話し手になる飲み会は、あなただけが損をして終わるのです。
自分だけが情報を提供し、相手からは何も聞かずに終わってしまう。
こういう飲み会をいかに減らせるかは重要なポイントですし、行くべき飲み会を見分けるのには欠かせません。
誰が来るのか
話を聞く時間以外では、誰が来るかというのも飲み会参加のヒントになります。
専門的な知識やノウハウを持っているひとが来るのであれば質問攻めにでき、聞き手に回ることが可能です。
誰が参加するかを見てしまえば、自分が参加するべきもわかってしまう。
これは話を聞く割合で見るのとちがって、一次会の段階から使えます。
自分の知りたい情報を持っている人物がいたら、そのひとが来る飲み会には優先的に参加する。
そして二次会まで参加し、多くの情報を入手する。
一次会の段階から質問攻めはあまりよろしくありませんが、二次会以降はむしろ積極的に質問をすべきです。
二次会の役割を理解する
二次会の役割を理解できれば、質問のしどころというのもわかるでしょう。
二次会以降の飲み会は、大衆を前には言えない話を聞くためにあります。
飲み会に行く前にあらかじめ質問を作っておいて、当日になったら最後まで参加する。
狙った人物が来るのであれば積極的に近くに座り、作ってきた質問をぶつけると有益なノウハウが聞けたりします。
一般的な考え方からすれば、たかが飲み会のために質問づくりというのがおかしく見えるでしょう。しかしノウハウや体験談がほしいのであれば事前にしっかりと質問を考える必要があり、そうであればこそ飲み会に費やした時間も生きるのです。
飲み会にまで質問を作ってくるというのは大半のひとがやりませんから、出来ると大きな差になります。
みんなが好き勝手騒いで飲み会を消費するなか、あなただけはいい質問をぶつけて飲み会を投資化する。差がつかないはずがありません。
参加したくない飲み会は思い切って損切り
- 自分が話を聞いている時間
- 飲み会に誰が来るか
これを元に参加不参加を考えればいいわけですが、現実には情や世間体というものが存在します。
「この飲み会、参加しないと仲間はずれにされそう」
「みんなが参加しているから自分も参加しないとこわい」
そういう不安に対する回答はひと言。
思い切って不参加・帰宅してください。
聞きたい質問ができない、自分が話してばかり。
得られるものがない以上は完全に時間のムダなので、バッサリと損切りするだけです。
もっといえば、飲み会に行かなかっただけで仲間外れにするような人間は、飲み会が原因でなくともそうします。
飲み会以外のちょっとした言動からもあなたを差別しますし、そもそも群れての行動を強要する時点で組織レベルが低いです。
もし断れずにズルズルと参加してしまうと、あなたの貴重な時間がなくなってしまいます。
飲み会は投資と考えるぐらいで十分で、そう考えない限り飲み会は消費でしかありません。
まとめ
世の中のあらゆる物事に80:20の法則が通ずるように、参加すべき飲み会というのはごく一部だったりします。
時間は限られており、あなたは自分自身に必要な情報が手に入る飲み会、重要な人物が来る飲み会だけに参加すればいいのです。
飲み会の中でも、二次会以降の飲み会というのはぶっちゃけトークの場です。
聞きたいことをフランクに聞けますし、飲み屋という場を借りることができます。有益な情報を聞くチャンスとしかいいようがありませんので、判断基準を満たすのであれば積極的に参加しましょう。
上記した内容は飲み会に損得を持ち込む考え方であり、大衆的な考え方からは否定されがちです。
しかしながら何も生まない飲み会は時間のムダでしかなく、飲み会をムダで終わらせないためにはしかるべき人物と飲み会をすべきでしょう。
時間を大切にしたいのであれば、善悪よりも損得で考えなければなりません。